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ヨロコンデ ぶっち ファクトリー

父と暮せば

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群馬県立図書館での「父と暮せば」が無事終わりました。ほっとしています。よろこんでいただけたと ちょっと 思います。ようやく 笑いが起こりました。

お客さんに こんな文章を配っていただきました。


 「父と暮せば」は 1994年に 井上ひさしさんが書かれた戯曲です。終戦が1945年なので その49年後です。
 
広島に原爆が落とされる前まで 広島の人たちはどんな暮らしをしていたのでしょうか。戦時中非常時で大変だったけれど 家族で笑いあったりなんかするときもあったのではないでしょうか。本気でけんかしたり なぐさめあったり はげましあったり。
 原爆が落された8月6日の 午前8時15分まで 原爆のことさえ知らなかった人たちの暮しを想像してみました。

 広島は大阪より西です。福岡より東です。と 考えると 吉本の芸人さんと 母に捧げるバラードの武田鉄矢さんとを 足して2で割ったということかな・・・あ、広島は 菅原文太さんだ!仁義なき戦いだ!!などと 意気込んで 台本を 読み続けていますと 寅さんと妹のさくらさんが ひょこっと顔をだしたりしました。そして じゃりん子チエの父と娘・・・いろんなものが自分の中で 生きていてくれたのです。そして 藤山寛美さん・・・

 いっしょうけんめい 「父と暮せば」の父と娘の 本気の親子喧嘩みたいな話をしても 新聞記事になった見出しは 「原爆の悲惨さを伝えたい」でした。悲惨さは確かに伝えたいけれど それ以上に伝えたいことがあるのにと 思ってしまいました。

 あの日 生きていた人たち、そして あの日 生きてゆこうと決めた人たちの力強さを 今 生きている人たちに伝えたい。そしたら元気に なって 次の世代に伝えてほしいのです。 あの頃は なんにもなかったけれど 今より ずっと元気だったんだと思うのです。
 
 だから この お芝居の父と娘のドタバタを思いっきり笑ってみてほしい。
どこにでもいるような父と娘  たまたま 広島だった、たまたま あの日だったのです。

本日は リレーフォーライフジャパンぐんまのイベントです。この芝居の中に サバイバーである私が共感できるものが たくさんあることを お伝えします。



by oninbe707 | 2017-02-05 07:25

80歳になったとき 「あ、紙芝居屋のじいちゃん、ぶっちだ!」といわれるように がんばろうとするヨロコンデぶっちの活動ブログ
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